みなさん、お供養行事を怠っていませんか?現代人のお供養行事ばなれがすすむ今日ですが、みなさんも自分の誕生日は祝いますよね?なんか誕生日までないがしろになさっていたら私悲しくなってしまいます・・・。しかし、みんなが共通で祝う誕生日もあるのです。たとえば『クリスマス』、これはイエス=キリストの誕生日ですよね。日本ではお釈迦様の誕生日を祝う日があるのです。それが『花祭り』です
・あま茶でお習字?
お寺の境内にいろいろな花で飾られた花御堂と呼ばれる小さなお堂が設けられており、お釈迦様の誕生仏が安置されています。参拝者は誕生仏の頭にひしゃくであま茶を3回注いでから拝みます。なぜ、お釈迦様に甘茶を注ぐかは、昔9頭の竜が天から吐いた水をお釈迦様の産湯とした故事によるものです。このあま茶を竹筒か魔法瓶に入れて持ち帰り、それで墨をすって虫よけのおまじないの言葉をを書いて、戸口や蚊帳に貼ると、悪い虫が入らないといって昔から行われています。

・おまじないの言葉
『千早振る卯月八日は吉日よ神さげ虫を成敗ぞする』
虫によくさされる人はやってみよう!
釈尊の誕生日と言われる4月8日に全国各寺院で行われる行事でまたの名を『灌仏会』(かんぶつえ)といいます。この頃は気候も暖かくなりはじめ寺の境内にはサクラが咲いていると思いますので、花見がてらお釈迦様のいいつたえの甘露の法雨の甘茶を飲んで味わってはいかがでしょうか。
 みなさん、試しに4月8日にお近くの寺院に行ってみてはどうでしょうか?おそらく全国で『花祭り』をやっているはずです。参加してみるのも楽しいですよ。