みなさん裁縫って最近していますか?むかしはミシンなんてなかったので針と糸で縫う裁縫がメインでした。いつもお世話になっている針に敬意をはらう意味で『針供養』といって針を休め、折れた針や古い針を供養するならわしで12月8日か2月8日、または両日に行われます。この日は針仕事をしないようにし、古針を豆腐やこんにゃくに刺し、近くの淡島様(淡島神社のこと)に納めてお祓いしてもらいます。もう、なんておごそかな行事なんでしょう!
昔は全国的に行われていた行事ですが、現在では裁縫に携わる人や裁縫学校で行われています。針を刺した後の豆腐やこんにゃくは食べてもかまいませんがくれぐれも針を全部ぬいたこと確認してからにして下さいね。とんでもない事になりますから!
・身近な供養
格式張った事をしなくてもよいのですが、日頃愛用しているもの、例えばパソコン、愛車、ギター、制服、カバンなどきれいに掃除してあげて一日休めてあげ、そして感謝の言葉でもかけてあげましょう。そうすることでものを大切にする気持ちが自然と身につくでしょう!
12月は御歳暮の時期と重なるのですが、日頃お世話になっている人へ一年の感謝の気持ちをこめてものを送る時期ですから、同様にお世話になったものにも感謝の気持ちをおくりましょう。