子どもが育つためには、何が必要でしょうか。じょうぶなからだをつくり、すくすくと大きく育てるためには、よい食べ物が欠かせないのはいうまでもありません。
  ところが、子どもが健やかに育つためには、からだの栄養だけでは不十分です。心にもたっぷりと栄養を与えてやらなければなりません。
  では「心の栄養」とは何でしょうか。

1) 草花や動物など、生きものを育て、いのちと直接ふれあうこと
2) きょうだいや友だちと、ものを分け合ったり、楽しく遊んだりすること
3) すぐれた芸術作品や大自然の美しさにふれること
4) あいさつや規則正しい生活習慣を身につけること
5) 神仏や先祖に手を合わせるなど、何事にも感謝の気持ちをもつこと

「心の栄養」とは、いのちの尊さを知って感動することであり、そのためには、まず親自身が感動する心をもっていることが大切ではないでしょうか。
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