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最近、十代の少年が凶悪事件を起こして世間を騒がせるニュースが相次いでいます。かれらの多くは、簡単に殺人を犯し、しかもそれに対してほとんど罪悪感をもっていないといいます。「いのちの尊さ」を感じる心が麻痺しているのです。
どうして「いのちの尊さ」を理解しないのでしょうか。それについては、当人よりもむしろ親の責任が大きいといえます。子どもに「いのちの尊さ」を教えるのは、親の役目だからです。
では、どうすれば、親は子どもに「いのちの尊さ」を教えることができるでしょうか。それは、理屈ではなく、いのちは尊いものであるという姿勢を親が子どもに示すことです。
1) 自分を産み育ててくれた親を大切にする
2) お仏壇やお墓にお参りをして、先祖に感謝する
3) 食事のためにささげられた食べ物のいのちに感謝して「いただきます」という
4) お年寄りを大切にしたり、困っている人を助けてあげるなど、誰に対しても思いやりの心をもって接する
5) 動物や植物のいのちを大事にし、心をこめて育てる
このような親のもとで育った子どもは、いのちの大切さを理屈ではなくからだで覚えます。一度からだで覚えた「いのちの尊さ」は、生涯にわたって忘れることなく、子どもの心のなかで生きつづけるでしょう。 |
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